低価格の電報
気の流れのとまっていないところであり、よしんば山の気を得ても、その気はたまることなく逃げてしまいます。
したがってこの墓の主人、あるいはその一門の運は悪くなっていきます。
このように、気の流れをつかみ、″穴″を見つけたとしても、それが周囲の山や川などによってうまく守られていないと、大地の気の力を手に入れることはできません。
大地のパワーが、周囲に散ってしまうからです。
″いい場″と″悪い場″をしっかりと見分けることは、並大抵の努力ではできません。
″いい場″と″悪い場が重要な意味をもつということは、徳川家康とか豊臣秀吉のような武将だけにかぎりません。
一般の人びとの家や墓にも、あてはまることです。
ですから、家を建てるときにも、″いい場″と″悪い場″があることをしっかりと認識する必要があります。
たとえば、池や沼を埋め立てた場所、窪地は″悪い場″です。
こういう土地に家を建てると、病人が出ます。
お金もたまりません。
これは、風水師でなくても、みなさんの経験でわかっていることでしょう。
このような場所は湿気が多く、血行が悪くなったり、腰痛やリューマチなどの病気、神経の病気になりやすいのです。
また、体のぐあいが悪ければ、勤労意欲も落ちて、当然お金もたまりません。
このように、風水では「水」というものをひじょうに重んじます。
と埋め立て地や窪地など、湿気のある悪い気の出ている場所に住むと、運も逃げて行くにかく水はけをよくすることがたいせつです。
トイレや浴室を、家の南側においてはいけないというのも、水はけの問題に関係があります。
南側というのは、風がなかなか吹き込まない方位です。
このような方位に水のたまる場所があると、水分がなかなか蒸発しません。
そのために、家の中の湿度が上がり、病気にかかりやすくなるのです。
これを見ても、風水がいかに科学的であるかがおわかりになるでしょう。
とはいえ、このくらいのことでしたら、現代人であるみなさんならすでに常識かもしれません。
言えにも述べたように、地理風水というのは、古代からの人びとの経験を結集したものです。
ですから、現代の科学では「常識」となったことがらもあるのは当然でしょう。
しかし、古代の人びとにとっては、不思議に思える現象だったかもしれません。
たしかに、風水学の中には、現代の科学で説明できないことがらもあります。
「鬼門」というのもその一つでしょう。
これは、家の北東側(表鬼門)と南西側(裏鬼門)に、トイレ、浴室、排水溝など、汚物を扱う設備があったり、玄関があったりするといけないという言い伝えです。
鬼門の中でもこの方位は、風水でも嫌われています。
しかし、当初私はたんなる迷信だと思っていましたが、実際に統計をとってみると、このような家に住む人には病気がちの人が多いのです。
なんらかの理由があるのでしょう。
鬼門にせよ、気の流れにせよ、そのうちに科学的な説明がされることになるかもしれません。
ここで、私が実際に家を看たときの例として、滋賀県のOさんの家を紹介しましょう。
Oさんの住む家は、昔は水田だった場所につくられていました。
これは、さきほどの説明からもわかるように、″悪い場″です。
だいたい、水田だった場所にすぐに家を建てると、土が湿っぽいまま残ってしまいます。
ですから、建てられた家もひじょうに湿気がこもりやすくなるものです。
そうなると、家族の健康もすぐれないものとなり、金運からも遠ざかることになります。
そもそもOさん自身が、年齢よりもふけて見える人でした。
″気″の散った家に住んでいると、住む人の気も低くなってしまいます。
その人自身のもつ電気が土地にもっていかれるからです。
もちろん、私は風水の専門家ですから、その家をとりまく地形、水の流れ、道路状況を調べました。
すると、家の前を通る道にも問題がありました。
あとで説明しますが、道も水の流れに大きく関係する要素です。
これには、親子の仲が悪いとか、夫婦ゲソカばかりしている、または兄弟や親戚との折り合いが悪いという相が出ていました。
さらに、出入口の方向を調べると、去年か今年に金銭面でのいざこざがあったようです。
そこでOさんに聞いてみると、案の定、土地の分割問題で弟ともめているとのことです。
さらに、家の人が寝ている方向を聞いて調べた結果、娘さんが神経過敏で胃痛か不眠に悩まされているのではないかということが看えてきま」た。
はたして、娘さんは、神経が過敏ぎみでウツの状態になりやすいのだということです。
このように、風水を知っていれば、家の状態を看ただけで、そこに住む人の様子がだいたいわかります。
気が悪いところに住んでいれば、いつのまにか健康を損ない、金運にも見放されてしまうのです。
いい気を受けることで、運も開けてくるそれでは、どうすれば健康な生活を送り、金運にも恵まれるようになるのかを考えていきましょう。
まず簡単なことは、家をつくるにも墓をつくるにも、″いい気″の出る場所を選ぶことです。
それでは、″いい気″の出る場所とはどういう場所なのでしょうか。
まえにも述べたように、大地の気は高い山の上に発して、尾根づたいに流れていきます。
とはいえ、一般の人が暮らすのならば、なにも山の中にはいる必要はありません。
ましてや、土地の気が″穴″を結んでいる場所に住むこともないでしょう。
ごくふつうの町の中にも、″気″のいい場所はいくらでもあります。
どのような土地が気のいいところなのか、それを見分ける方法は、二章以降で説明していきます。
それにしたがって住む土地を選べば、エネルギーに満ちた生活が送れることうけあいです。
これから引っ越そうとする人は、気の流れをしっかりとつかんで、住む場所を定める必要があります。
気のあふれる土地に住めば、住んでいる人にもしぜんとエネルギーです。
こう言うと、みなさんはつぎのようにおっしゃるかもしれません。
「気のいい土地に住めばいいことはわかった。
でも、私は引っ越す余裕もない。
いまのままで運を変えることができないのか」もちろん、住む土地や家を変えなくても、いくらでも気をよくする方法はあります。
むしろ、悪い気をすこしでもやわらげて、運をよい方向にもっていく方法を指導することこそが、風水師にとってやりがいのある仕事といえましょう。
私は、これまで、さまざまな人からの依頼を受けてきました。
そして、実際にその家や墓を看てアドバイスをし、よい結果を出してきたと自負することができます。
さきほどのOさんの家でもいくつかアドバイスをしてきました。
たとえば、家の出入口の向きを変えるようにという指示もその一つです。
神経過敏の娘さんには、寝る方向を変えるように言いました。
たしかに、水田だった土地の性質はなかなか変えることはできません。
それでも、もし家を建てるまえならば、徹底的に土を入れ換えて、基礎工事に力を入れるという方法もあったはずです。
なぜか家族が病気がちだとか、つぎからつぎへとよくないことが起きる、ここのところどうもついていないなどという悩みをもつ人も多いことでしょう。
このような悩みをもつ人は、家のつくりや家の立地を、ぜひもう一度確かめてみることをおすすめします。
二章以降では、実際に風水の目で土地や家を見る方法を紹介していきましょう。
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